家族構成:ご家族3人1階床面積:145.33㎡(44坪)建ぺい率:50%
敷地面積:863.91㎡(261.7坪)2階床面積:35.19㎡(10.6坪)容積率:100%
建築面積:154.44㎡(46.8坪)用途地域:用途地域の指定のなし

代々相伝

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こだわりの欅を使った和風の家で
大きな庇 がある家にしたい!

仕事をリタイアしたタイミングで新築を計画したS様ご夫婦。「亀井工務店さんの先代とは共通の趣味があり、出掛ける道中にこんな家がかっこいいなとよく話していたんです。実際に家を建てる相談をした時に希望通りの図面を書いてきてくれて、僕が何気なく話していた事を全部覚えていてくれて嬉しかったですね。」とご主人。普遍的な美しさを誇る和風庇の下で奥様やご友人とお茶をしたいと思い描いていました。

傾斜角度の緩やかな長さのある庇は、角度や造りに瓦職人とじっくり考えて完成しました。自然の木を贅沢に使い伝統的な建築技法を取り入れた日本家屋でありながらオール電化・蓄電池を備え、耐震等級2+高機密高断熱住宅で、冬暖かく・夏は涼しい快適で安心な暮らしを実感されています。リビングからの眺めは、お父様から受け継いだ盆栽や花木の美しい庭が広がり四季の移ろいを肌で感じられる住まいです。

外観

屋根の延長上にある庇は、室内への雨水侵入防止の役割と同時に、夏の強い陽射しを遮り、冬の陽射しは遮ることなく室内に取り込む役割もあります。室内と庭との中間的な空間が生まれ、庭を近くに感じることができ、家族や友人と過ごすコミュニケーションの場としても使うことができます。庇は機能性から導いたデザインが美しい、素晴らしい伝統建築です。

外観

「癒し」と「和み」の正式な和室

リビングとつながる小上がりの和室は、畳の感触や香り、障子から差し込むやわらかな光が、居心地の良い空間を築き上げています。美しい木材を露出させる「真壁造り」は柱と柱の間に壁を設け、柱や梁の見えている部分がデザインの要素となる日本の伝統的な壁の収め方です。木のぬくもりある風合いを最大限に生かし、美しい和室が完成しました。天井の中心には竹を編み込んだ網代(あじろ)で仕上げ、両脇は杉と竹を使い、雰囲気を高める美しい見た目の竿縁天井で仕上げました。

床の間の床はけやきを使用、照明を入れモダンに演出。/壁は「京壁」歴史的建造物やお茶室などに広く使用されており高い歴史的価値を持つ技術です。/仏壇は現代では珍しい作り付け/「猫間障子」障子の上部に開閉可能な小窓がついた日本の伝統的な建具の一つ

リビング

一尺のけやき柱がある こだわりリビング

現在は中々入手困難な天然素材の欅の一尺大黒柱は、お客様と一緒に現地へ足を運び選びました。木目や色合い、節の入り方などを見極めながら適材適所に用い、ぬくもりと落ち着きのあるリビング空間に。天井はつがの無垢板、床は耐久性に優れた木材チーク、さまざまな種類の木を使い表情豊かなことも特徴的です。

欅(けやき)の一尺柱は、その耐久性と美しさで知られています。大黒柱になる木材は、約100年以上かけて成長し、実際に大黒柱として使えるようになるまでにさらに数十年を要します。このため、希少性がとても高い木材です。特に神社仏閣や重要文化財の建築物で使用されてきました。

玄関

様々な自然素材を組み合わせた和の玄関

木の息づかいが聞こえてくるような落ち着きのある和の玄関。杉を使った造作の下駄箱「季節に合わせて下駄箱の上に何を飾るか考えるのが楽みなんです。」と奥様。細い竹を並べた竹天井には間接照明もあり印象的な雰囲気に仕上がっています。そして、階段の手すりには貴重な材料の煤竹を使用しています。玄関奥にある坪庭には大きな石を配置「以前の庭にあった石をクレーンで移動してここに持ってきてもらいました。」とご主人。様々な趣向を加えて、来訪者も楽しめるような空間がつくられました。

煤竹(すすたけ)は、長年にわたり囲炉裏や暖炉の煙にさらされることで独特の色合いと質感を獲得した高級竹材。色は黒よりも飴色に近く、ツヤのある外観を持ちます。茶道具や花道具など、高級な工芸品の材料として重宝されています。